2015年7月17日金曜日

ペダリングと ロルフィング®

この数か月、自転車に乗ることを趣味にしている方や

職業として乗っていらっしゃる方とのセッションを経験して

私自身の考えやワークが深まった感があります。



自転車に乗った時にペダリングのバランスが良いと

力のロスを軽減することができます。

それは、推進力の得やすさであったり、運動の継続によって

起こる疲労の割合を減らすと考えることができます。


その状態をペダリング・モニターというもので、数値化したり

視覚化するという試みもされています。



ペダリングへの直接的な作用は、脚力(左右の脚の運動に

よって起こる筋出力)によってもたらされますが、その脚力を

十分に活かすことができるかどうかは、腕の力(上肢筋力)や

腹筋・背筋といった体幹の固定性、身体全体のフォームや

協調性によるところが大きいと考えられています。

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ペダリングの仕方によっては、知らず知らずに自らの身体で

ブレーキをかけてしまうことになるそうです。



プロの競輪選手の方から、ペダリング・モニターの数値の改善

という相談を受けたとき、明確な結果がだせるのかと、正直、

疑問だったのですが、数回のセッションの中で、ペダリング・

モニターの数値にも変化が出てきたと伺いました。



ロルファーは普段のセッションのなかで歩行をテーマにします。



ペダリングと歩行とでは、フォームも身体の力の使い方も異なり

ますが、『身体をより機能的に使える状態にすることで、動作の

効率を良くする』という点は、共通項であると考えるに至りました。


生活にも、競技のレベルでも役立つロルフィングを提供できれば

嬉しく思います。



Latitudinous Life: 『ぽる』   (ロルファー 宮原)