2012年12月29日土曜日

全体での統合が大切

身体のある箇所のリリースが起こると

連動するように、他のところの制限が

解消されることがあります。

また、それまで身体の中に存在して

いたのに、気づいていなかった制限に

気づけるようになり、働きかけが可能に

なることもあります。


例えば、ネック・ワークで首のあたりの

制限が取れた時、なんとなく気づいて

いたものの、どう違うのかわからなかった

左右の脚の差が、はっきりと認識できる

ようになったりします。

認識がはっきりすることで、ストレッチ等の

自分ひとりでも可能な運動を、より適切に

行い、自己の身体をケアしていくのに、

役立てることができるのです。




ヒトの身体は、各々の部分が、それぞれに

影響しあい、全体として、一つの姿勢や

動きをつくっています。


したがって、セッションの中では、身体の

どこかにアプローチしたならば、それが、

全体にどのような影響を与えたのかを

みながら、適宜、調整を加えたり、身体を

まとめ直すためのヒントを与えるような

関わりをしたりします。



同じようなことをしても、それに対する

反応の仕方は、人それぞれで違うものなので、

身体の統合をサポートする際には、

ロルファーの知識・経験・センスが生きてきます。

クライアントとロルファーの相互関係の中で

セッションが進んでいくので、毎回、新たな学びや

気づきがあるのです。

その過程は、知的で楽しく、時に、とても

エキサイティングなものになったりします。









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