2012年9月10日月曜日

筋ジストロフィーと ロルフィング®

筋ジストロフィーという病気があります。

症状の特性によって、いろいろなタイプに分類されますが、

共通するのは、“筋力が次第に弱くなっていく”

ということです。



最近では、筋力を維持するための筋力トレーニングは

リハビリテーションの場では、あまり行われなくなって

きており、むしろ、やりすぎはよくないとさえ言われています。



手や足の筋力が得意的に弱くなるような方も

いらっしゃいます。


試しに動かしてもらうと、確かに、動くのみで

手のひらを開く(つまりは、指を伸ばす)ことが

難しい状況も、よく見受けられます。



しかし、そういった方に対して、結合組織を意識した

ロルフィング的なアプローチを行うと、手のひらを

開けるようになることがあります。

この効果の出方には、個人差もあるでしょうし、

効果の持続の時間も、病気のタイプや本来

残されている筋力の量によっても異なると思います。



しかし、いつもより軽く身体が動くという感覚は、

誰にとっても嬉しいものだということを、セッション後の

笑顔から感じたりします。




逆に、いわゆる健常な方のほうが、身体の感覚に

無頓着になっていることも多く、なんとなく、「?」的な

表情が顔に浮かぶ方もいらっしゃるのは、面白い

現象だなと思えたりします。





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