2012年8月8日水曜日

リンクする感覚

ものすごく感覚的な話になってしまいますが。。。。



セッションをしている中で、ふとクライアントさんの身体と

リンクするしているような感覚を感じることがありまして、


それは、例えばどういうことかというと、最近のセッションの

中では、こんなことがありました。



セッション中に、ある方の両肩を触っていた時のことです。

クライアントさんの両肩に、それぞれ手のひらをつけて

様子をみていると、どうしても右肩の方が何やら窮屈な

感じがします。

実際には、肩の背中側の平たい骨(肩甲骨)にくっついている

棘下筋、小円筋という、わきの下というか腕の付け根の後ろの

部分にある筋肉の力が抜けない状況のようでした。

普通に考えれば、そこの筋肉の部分をリリース(緩める?)しようと

いうものですが、その時は、身体の他の部分に触れてアプローチ

しました。


右肩から離れた部分に圧を加えて様子をみると、クライアントさんは

「そこを触れられると、肩の方(棘下筋、小円筋のあたり)に響くようだ」

と、おっしゃっいました。


その後、両肩を確認すると右肩の窮屈さは落ち着いていました。



その現象に、クライアントさんは、少しばかり驚いておられましたが、

こういったことはよくあることで、身体のこわばった部分に必ずしも

原因があるとは限らないのが人間の身体なようです。

そういった場合、こわばった部分に、直接、アプローチしても、こわばりは

なかなか解消されないことが多く、不用意に、ゴリゴリやろうものなら、

後から痛みが出てしまう要因にもなりかねません。


トリガーポイントなど、ある程度、定型化され既知となっているものも

ありますが、いくら調べてみても説明が見つけられないものもあります。





そんな時、大事なのは、相手の身体の感覚とリンクしたり、シンクロしたり

する力のように思います。

言葉でのコミュニケーションが伴うこともあれば、まったく、言葉を介さず

感じ取れることもあります。 

気持ちを静めて待っていると、クライアントさんの身体が何らかの

形で情報を発信してくれるのです。

リンクする力とは、身体が教えてくれる情報を、感じ取る力とでも

言うのでしょうか。


まじない染みて感じる方も居られるでしょうが、そういった感覚は

トレーニングによって身につけることも可能なので、ロルファーには、

そういったリンクする力を持つ人が多いと思います。
















0 件のコメント: