2012年7月18日水曜日

疲れと ロルフィング®

よくよく考えてみると、人間の身体は、例え運動していなくても


代謝しているので、「疲れないということはない」ことになります。




代謝って、生きていくためにエネルギーを作ったり、栄養を


吸収したりする身体の中で行われる作業と考えていただいて


良いと思います。






息をしない人も、体温のない人も、食べない人もいないわけなので


厳密には、疲れない人はいないのです。




持久力や運動対応能に優れている人は、傍から見ると疲れている


ように見えないので、「疲れ知らず」なんて言われます。


でも、それは、「疲れているように見えないだけ」であって、疲れていない


のとは違います。逆に、常に忙しく動いている人ほど、疲れを溜め込んで


いたり、どこかに故障を抱えていたりするものです。




また、疲れに鈍感というか、疲れの自覚が少ない方もいらっしゃると


思います。


生まれ持っての性質のほか、その人を取り囲む社会的な状況、


つまり、責任ある立場だとか、人気者であるとか、休むに休めない状況


にあって、疲れを気にする前に、次の行動に映らなければならない人は


交感神経の働きで、少し興奮した状態が続いているでしょうから、


疲れは感じにくいかも知れません。






ロルフィングのセッションを通じて、自分の身体の緊張に気づいたり、


緊張していた部分が緩んでくると、セッション中に眠くなったり、


以前と比べて、よく眠れるようになったと自覚する方もいらっしゃいます。


緊張が取れ、身体の各パーツが本来の場所に収まることで、


交感神経と副交感神経のバランスが取れたり、切り替えがスムーズに


なることで、自律神経系の働きが良くなるのだと考えられます。






バランスの取れた、動きやすい身体は、疲れを貯めにくい身体、


疲れから回復しやすい身体であると言えるのです。






疲れだけは、溜め込まずに居たいものですね。












 【関連記事】


    ロルフィング® こういった方に試していただきたい


    パーキンソン病と ロルフィング®


    痛みと ロルフィング®


    身体認知と ロルフィング®

    筋ジストロフィーと ロルフィング®

    年齢と ロルフィング®

    呼吸と ロルフィング®

    歩行と ロルフィング®








0 件のコメント: