2009年8月4日火曜日

気持ちと身体のこわばり

よく「病は気から」と言われますが、気分が身体のこわばりとも

関係することがあるようです。

怒り肩と言われるように、怒りっぽい人は肩に力が入りやすくなるようで

気がふさいでいる人は、首をうなだれがちと聞きます。

確かに、上機嫌で顔色がめちゃめちゃいい人が、うなだれている様子は

想像しづらいものです。

また、レセルピン(テトラベナジン)という薬は、高血圧の治療にもちいられて

いたものが、錐体外路症状(身体がこわばったりする)やうつ症状を起こすため、

用いられなくなったそうです。これは、身体のこわばりと気分との関係を示して

いる生化学的な根拠となるかも知れません。

身体のこわばりが取れ、身体を軽く感じるようになると、何となく気分も良くなるという

ことは、よく経験するところで、爽快感なんて表現されたりもしますね。

適切な刺激を身体に入れることで、身体のこわばりは、ある程度、取ることができます。

ストレッチやヨガ、ピラティス、フェルデンクライス・メソッドなどの方法に親しんで、自分で

くつろぐもよし。他者の手を借りて、くつろぐもよし。方法は、いろいろだと思います。

できれば、安易な気持ちで依存性の高い薬には頼りたくないものですね。