2009年8月4日火曜日

気持ちと身体のこわばり

よく「病は気から」と言われますが、気分が身体のこわばりとも

関係することがあるようです。

怒り肩と言われるように、怒りっぽい人は肩に力が入りやすくなるようで

気がふさいでいる人は、首をうなだれがちと聞きます。

確かに、上機嫌で顔色がめちゃめちゃいい人が、うなだれている様子は

想像しづらいものです。

また、レセルピン(テトラベナジン)という薬は、高血圧の治療にもちいられて

いたものが、錐体外路症状(身体がこわばったりする)やうつ症状を起こすため、

用いられなくなったそうです。これは、身体のこわばりと気分との関係を示して

いる生化学的な根拠となるかも知れません。

身体のこわばりが取れ、身体を軽く感じるようになると、何となく気分も良くなるという

ことは、よく経験するところで、爽快感なんて表現されたりもしますね。

適切な刺激を身体に入れることで、身体のこわばりは、ある程度、取ることができます。

ストレッチやヨガ、ピラティス、フェルデンクライス・メソッドなどの方法に親しんで、自分で

くつろぐもよし。他者の手を借りて、くつろぐもよし。方法は、いろいろだと思います。

できれば、安易な気持ちで依存性の高い薬には頼りたくないものですね。

2009年6月6日土曜日

力を抜くということ

いつも肩に力が入り、自分が疲れていることも忘れてしまっている

現代人。気づけば、身体のあちこちに支障がでてきて・・・・

関節は固くなり、皮膚の張りもなくなり、まるで、ミイラのよう・・・。

忙しい状況は、現代人に限ったことではなく、肉体的には過去にも

あったことのはず。そう、現代は、情報の洪水と言われるくらい

情報の処理にとても負担を強いられることが多い。

そして、情報の量もさることながら、判断を出すまでの時間の

短縮が求められる。自分が考えているそばから、「どうするの?

どうするの?」と急かされる状況が続くような毎日は、ストレス以外の

何ものでもないでしょう。

身も心も、カラッカラのミイラになる前に、身体の緊張を解いて、

もう一度、生命としての活きた身体を取り戻す。それが、本当の

『くつろぎ』というものかなと考えています。

Just For Latitudinous

2009年5月29日金曜日

セッション

ときには、このブログを見た方からメールをいただいて

ボディ・ケアに伺わせていただくこともあります。

相談の上、時間を決めるわけですが、大体は週末に

なります。

とにかく、“くつろぎ” を感じてもらえるよう、痛いくらいの

刺激は基本的に行いません。

「強め」が好きな方には、私のやり方は物足りないのかなぁ


Just For Latitudinous

2009年5月27日水曜日

呼吸の大切さ

最近、セッションの中で大切にしていること。

それは、“呼吸”。 酸素を吸って、二酸化炭素を出す肺呼吸も

もちろんですが、その人個人が持つリズムのようなものを感じる

ようにしています。 “息吹”という表現の方が、しっくりくるかな。

その人の存在そのものという感覚的な表現もできるかも知れません。

しずかぁ~に、気持ちを合わせ、注いでいくと、緊張の取れ方の

レベルが違うようです。

先日、肩を主にワークしただけなのに、歩き方が大きく変化した方が

おられました。その時の、嬉しそうな顔は、とても印象的でした。

生命に触れるという感覚を、大切にワークして行きたいと思います。


Just For Latitudinous

2009年5月17日日曜日

Endless Web

最近、読んだ本です。 
全身に存在する膜状の組織。それらは、常に形を変え、
無限の広がりを見せる、だから、エンドレス・ウェブ。

・・・というのが、本の名前の由来なのであろうと思いました。
比較的、読みやすい本です。

身体の機能面の解説が主で、手技については、最後の章で
わずかに触れられているのみです。

Bandについては、結構、詳しく解説されています。

Just For Latitudinous




2009年5月3日日曜日

リストラなしの「年輪経営」

発想を広げるのに、本を読むことほど、いいものはないと思います。
人との会話も、勿論大切ですが、ゆっくり話を聴く時間がいつもあるわけでは
ないので、途中からでも継続できる本は便利です。
そんな考えから、手に取った本の1つが、今回の本です。

「かんてんパパ」で、お馴染みの伊那食品工業株式会社の代表取締役会長
塚越 寛(つかこし・ひろし)さんの著作です。

創業以来、48年連続の増収、増益の記録を達成した「いい会社」は
どんな理念に支えられて育ったのか? 

・「利益は会社のウンコ」
・「いい会社は“遠きをはかり”ゆっくり成長」
・「もっともなことに忠実に、社員の幸せを考える」

穏やかさと説得力のある塚越さんの経験と人生観から湧起る発想は、
人に「そうだよな」と自ずから納得させる力があるように思います。

一度、長野県伊那の本社を見学に行きたいものです。
とても、きれいな庭園(林?)があって、観光名所にもなっているそうです。

Just For Latitudinous

2009年4月26日日曜日

トーマス・マイヤー氏 来日 迫る

もうすぐGW。 「アナトミートレイン」の著者であるトーマス・マイヤー氏の
来日も間近となりましたね。

私も1年前から参加を決意して、心待ちにしていたワークショップです。
ぜひ、多くのことを学んで来たいと思っています。

興味のある方はこちらのHP ⇒ http://www.somatic-systems.com/